2016年4月28日木曜日

中国式指圧マッサージで気分爽快

肩の痛みが酷い状態がしばらく続いていたので、先日、仕事帰りに中国式の指圧マッサージへ行ってきました。住宅街にある小さな施術院で、中に入り受付を済ませると受付の女性が施術室に案内してくれました。施術室は個室ではありませんが、カーテンで仕切られていて、室内には6台の施術台が並んでいます。私が施術室に入ったときには、既に3台の施術台がカーテンで覆われていて3名の方が施術を受けているようでした。担当してくれた施術師は40代くらいの男性の先生で、先生から簡単な問診があり、肩こりと頭痛に悩まされていることを伝えると、先生は私にベッドにうつ伏せになるように言いました。先生は、私の肩と首、背中に触れ、「頸椎にゆがみがありそれが原因の1つになっている可能性が大きいですね。まずは首回りと肩の筋肉をほぐすためのマッサージをしてから、ゆがみを整えましょう。」と言いました。うつ伏せのまま枕に顔を埋めた状態の私を、先生は髪の生え際あたりから首筋、首の付け根の部分まで力強くマッサージしてくれるのですが、そのマッサージの痛みと言ったらそれは凄まじいものでした。首の付け根から肩の筋にかけて、先生の力が加わると頭の先から足の爪先に電流が走ったような痛みに襲われ、私はたまらず脚をバタバタとさせましたが、先生はそういった患者の反応に慣れているのか「痛いですか。」と一言。私は、首から肩にかけてのマッサージでたっぷりと15分程悶え苦しみました。その後、うつ伏せのまま背中と腰、そして仰向けになり頭部と首筋、腕等をマッサージして頂きましたが、今度はどこを押されてもさほど痛くないのです。先ほどはあれほど痛かった首も、仰向けになり首をマッサージして頂いたときには、先生の手を首の下に入れて、首の付け根から首筋にかけて擦り上げるという感じで、このときはとても気持ち良く、痛みはありませんでした。この頃には、私も開始15分間の痛みを忘れ、マッサージの気持ち良さにすっかりリラックスしていました。腕のマッサージを終えた先生が「はい。起き上がってベッドに座ってください。」と言うので、私が仰向けの状態から起き上がりベッドの端に座ると、先生は私の背後に回り、私に両肘をもち上げて、両手を頭の後ろで組ませました。先生の腕が私の二の腕の下から出てくるのが見え、私はちょうど先生から羽交い締めにされたような格好になりました。次の瞬間、先生はそのままの体勢で私の身体を前後左右に曲げました。首と背中の辺りからバキバキと言う音が聞こえ、頭は真っ白、私はベッドの上に倒れ込みました。「はい。終わりです。」という先生の声が聞こえましたが、私は弱々しい声で「ありがとうございました。」と言うしかありませんでした。放心状態で精算を済ませ、施術院を出た私は、ふと自分の全身がとても軽くなっていることに気付きました。まるで真っ暗なトンネルから抜け出せたように、目の前の霧がぱっと晴れたように、肩も首も頭もすっきりとしています。その後はマッサージの効果なのか、体調の良い日が続いています。マッサージは施術師との先生の相性や、自分に合ったマッサージの種類があるかと思いますが、中国式の指圧マッサージが私には合っていたようです。

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